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「うるさ〜い!」
2006-11-13 Mon 19:49
 日本に帰って以来、毎日最低1回はこうつぶやいてます。口に出しては言いませんよ。心の中でです。以前はそれほど思わなかったんですけどね。帰国後、妙に気になるんです。

 それは、駅のプラットホームでのアナウンス。「線の内側を歩け」とか「子どもの手を引け」とか「並んで待て」とか、とになくまあおせっかいだなと。朝のまだ眠い時に、パソコンに向かいすぎてガチガチになった頭をリラックスさせてあげたい帰宅時に、大音量で自動アナウンスを流したり大声でがなりたてるのはいい加減にしてくれと思う訳です。逆に、アナウンスが流れていない時には「な〜んだ、これがなければ東京って意外に静かじゃない!」なんて思うこともしばしばだったり…。

 「乗客の安全を守るのが鉄道会社の仕事」という考え方があります。だから、アナウンスは必要だと。でも、電車のホームで「線の内側を歩いたり」「子どもと一緒なら手を引き」「並んで待つ」というのは、いい大人であればできて当たり前のことですよね。ハンディキャップのある方がいれば、周りの人が助ければいいのです。自分の身は自分で守る―。これぞ自己責任であるはず。最近やたらと自己責任を強調するのが好きな国民にしては、肝心な部分で誰かに指示されたいという意識が根強く残っているのかもしれない。そんなことを考えながら、今日も怒濤の”騒音”にうんざりしているのでした。
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飢餓のない世界
2006-10-24 Tue 13:20
 日本随一のグルメゾーン、銀座のど真ん中で食をめぐる問題と展望を考えるシンポジウムを定期的に開催している「銀座 食学塾」。13回目を迎えた先週17日の回は、開発途上国で飢餓撲滅に向けた支援事業を行う国際支援NPOハンガー・フリー・ワールド(HFW)の皆さんをお迎えして、世界の飢餓の現状を知るエンディング・ハンガー・ゲームをして遊びました。

 ゲームは、現在の世界の人口分布に合わせて参加者を各地域に割り振ることから始まります。私は東アジア地域の住民に。部屋に広げられた大きな世界地図の上には、私の住む東アジアや南アジア、アフリカといった人口の多い地域に人がひしめき合っています。

HFW


 各地域には、食糧生産量や国内総生産(GDP)、軍事費、乳児死亡率、識字率の現状を踏まえて配られたお金と食糧、軍備などが配られ、各地域は互いに協力し合いながら制限時間内に支援や貿易を通じて「飢餓のない世界」をつくり上げていきます。

 さあ、ゲームスタート!食糧を獲得し、乳児死亡率を低下させ、識字率を上げるためにほとんどの途上国が軍備売却に動きました。しかし、時間が少なかったこともあって、残念ながら世界から完全に飢餓をなくせませんでした。「遊ぶ」なんて言うと不謹慎なテーマですが、飢餓という問題の大きさと世界の富の偏在という現実を知る上では、とても良くできたゲーム。高校程度までの社会学習や総合学習にはうってつけだと思いました。

 日本の一般家庭から出る食べ残しなどの生ゴミは、世界の途上国などへの食糧支援1年分に相当する年間1000万トン。世界じゅうで8億5000万人が飢えに苦しむ一方で、10億人もの人が肥満と言われています。私たちが食べ過ぎたり食べ物を粗末にしている傍らで、世界では5秒に1人が飢えで亡くなっているという現実があります。愕然とする数字を前に、まず自分が太らず食べ残さないのはもちろん、個人の戒めを超えた社会的なムーブメントをいかに仕掛けるべきか考えずにはいられませんでした。

おまけ;ゲームの後は、HFWの支援先の1つであるウガンダのお料理で懇親会。その際購入したウガンダコーヒーを後日オフィスでいただきましたが、まろやかさの中にもしっかりとしたアロマを感じられてとても美味しかったですよ。

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道険し?マイ箸運動
2006-10-17 Tue 15:58
 帰国してそろそろ1カ月。帰国祝いと称して、親戚やお友達が居酒屋や寿司屋に連れて行ってくれる日々が続いています。ミュンヘンでは夢のまた夢だったおいしい刺身や日本酒に、日本人に生まれた幸せをしみじみかみしめているのですが、1つだけがっかりさせられることが…。

 それは、行く先々ほとんどのお店で割り箸が出されること。*割り箸の生産に伴う海外の森林破壊(日本で使われる割り箸の97%が輸入です)。たった1回使い終われば捨てて燃やされるだけ―。こういうことを考え合わせると、平気な顔をして割り箸を使う気にはやっぱりなれない訳です。
*参考 My-Hashi プロジェクト

 それなら、レジ袋を断る代わりにマイバックを持ち歩くように、出先で使うマイ箸を持って行けばいいはず。でも、マイ箸ってイマイチ広がっていませんよね。どうしてなんでしょうか。

お弁当

お弁当はもちろんマイ箸だけど…
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次の約束の場所へ
2006-09-15 Fri 01:11
 ミュンヘンに住んで足掛け3年。ドイツの他の場所に住んだことないので何とも言えませんが、私はミュンヘン、そしてバイエルンが結構気に入ってます。それは、これまた私の愛する沖縄にとっても良く似ているから。例えば、

とにかく飲む!
もちろんビールですよ。ドイツ全国では0.3リットルのグラスが一般的ですが、バイエルンでは0.5リットルからが基本。油断していると、マースと呼ばれる1リットルジョッキが有無を言わさず出てくることも。沖縄の泡盛状態です。

ガンガン豚肉を食う!
明けても暮れても豚のステーキ(Schweinebraten)と丸焼き(Schweinehaxe)。豚肉が食の主役であるというのも、沖縄と同じです。でも違うのは、ドイツ人は野菜を食べない(ゴーヤーなんか食べさせたら、卒倒しちゃうでしょうね)。付け合わせのジャガイモは、個人的には野菜とは呼ばせない!

歌って踊れば「ナンクルナイサー」(何とかなるさ)!
皆さん芸達者です。オクトーバーフェストでの地元ブラスバンドの大行進を持ち出すまでもなく、何らかの楽器が弾ける人が多い。みんなで歌って踊れば、ビールのピッチも上がろうというものです。

信心深い
バイエルンは伝統的なカトリック色の強い土地。一方、沖縄には土着信仰が今でも息づいています。ゆえに、バイエルンにも沖縄にも昔の信仰風習を反映したいわゆる”奇祭”の多いこと多いこと。お祭りのあるところに共同体あり、というわけで他の地域に比べると共同体意識が強いと言われるのも、両者に共通するところです。

外国語のような方言
うちなーぐち(沖縄方言)ってもはや外国語ですよね。ミュンヘンを含むバイエルンで話されている方言バイエリッシュも、はっきり言ってやドイツ語ではありません。挨拶はGuten TagではなくGruess Gott!バイエルンを一歩出ると、ドイツ国内でも挨拶を変えなければならないので緊張します。でも、こんなの序の口。ビアガーデンで酔っぱらいのおやじに話しかけられた日には、もう大変です。彼らはほとんどバイエリッシュしか話せないので、残念ながら笑っているしかありません。

 行く前には想像すらしてませんでしたが、沖縄とバイエルンにはこんなに共通点があるんですよ。自分の肌合いに合った土地に来るというのも、何かに導かれているのでしょうか。家族の留学という偶然ではありましたが、ミュンヘンは私にとっても来るべくして来た場所だったように思います。

 さて、私こと足掛け3年の海外生活を終えて今週末に帰国することになりました。3年ぶりの日本での生活。適応できるか大いに不安ですが、次のミッションにチャレンジしているうちに慣れてくることでしょう。「えっ、何にチャレンジ?」―。まあ、これから追々お話していきます。という訳で、これからもどうぞよろしくお願いします。

Auf Wiedersehen, Muenchen (さようなら、ミュンヘン) !
muenchen

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遮光の大木がバッサリ!
2006-08-12 Sat 04:08
我が家の寝室を西日から遮ってくれていた大木が先日、突然バッサリ切られてしまった

 何でも、今月下旬から始まる外壁塗装工事の足場となるやぐらを建てるためだとか。マンションの一部住民からは「地球温暖化の原因である二酸化炭素(CO2)の吸収源である樹木を切ってはならない!」と、環境保護意識の高いと言われるドイツ人らしい理由で反対の声が上がっていましたが、結局のところ管理業者に押し切られたようです。人ひとり作業できるスペースなら枝を切り落とす程度で確保できそうなのに、何もこんなに根こそぎに切らなくても…。一度決まったことには融通のきかないこの国の人たちの気質は、こういう場面で残酷に出ますね。

tree

ベランダより撮影。ああ…。

 この木があった頃、寝室の気温は西日が直接当たる隣のリビングに比べて2、3度は違っていた感じでした。木の枝に遊びに来てくれる小鳥たちは、原稿の名文!?が思い浮かばない私をしばし気分転換させてくれたのに…。ちょっとショックです。
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