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2006-08-16 Wed 03:50
私は海外在住のフリージャーナリストやコーディネーターをネットワークする団体にいくつか所属していますが、先日このうちの1つが発行するメールマガジンに非常に興味深いことが書いてありました。それは…。
日本人がテレビを見なくなっている、ということです。 視聴率ってよく言われますよね。これにはいくつか種類があります。例えば、番組平均視聴率というのは、番組を実際に制作したテレビ局の人や下請けの制作会社の人たちが一喜一憂する数字。それから、テレビ局の編成担当者が最も気にするのは、その年のテレビ局の平均視聴率を示す年間視聴率。もう一つ、総世帯視聴率(Households Using Television=HUT)というのがあるんですが、この数字がワールドカップで日本が敗れた6月後半を境に急激に落ち込み始めているというのです。 HUTとは、全世帯の中でテレビで放送を見ていた世帯の割合を%で算出した数字。典型的な一日のHUTの動きを見てみると、こんな感じなんだそうです。 グラフの線が谷になるのは、最も寝ている人が多い時間帯の真夜中の3時ごろ。HUTは7ー8%まで落ち込む。グラフは人々が起きだす時間に上昇し始め、出勤前の7ー8時に一つのピークを迎える(50-60%)。その後山はなだらかに下降し、夕方になると再び上昇。夜の7時ー9時半頃に一日で最も盛り上がる。これが、よく言われるゴールデンタイムという時間。HUTは67ー70%まで上がる。 でも、これは昨年のある日の話。ここ数ヶ月、ゴールデンタイムのHUTは67ー70%も稼いでいないそうです。6月後半は65%、7月最後の週は今年最低の62.9%を記録したのだとか。ゴールデンタイムのHUTの落ち込みと連動するように、各テレビ局に入る広告の出稿額も昨年より下がっている。業界関係者の皆さんにとっては、大変なことだと思います。 と同情するふりをしておいて何なのですが、私はここまでの話、すべて当然の帰結だと思っています。当たり障りのない内容の番組。出演しているのは、芸人とはとても呼べないようなお笑いタレントばかり。社会に警鐘を鳴らすような硬派の番組は、一体どこのチャンネルを回せば見れるのかー。この辺を何とかしない限り、日本人の”脱テレビ”行動は一段と加速するでしょう。まあ、私はそれでも良いのではないかと思っています。一度きりの大切な人生の時間を、価値のない無駄なものに費やす必要はありませんしね。 |
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2006-06-29 Thu 00:00
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2005-08-30 Tue 00:00
いよいよ今日30日、衆院選が公示された。「造反」「刺客」に「ホリエモン」と、日本の政治事情を知らない外国の人々にとってはおそらく選挙とどういう関係があるのかさっぱり理解できない言葉ばかりが踊った感のある今回の選挙ですが、郵政民営化後の小泉自民党の改革路線への態度表明や政権交代実現への一票を投じられるとあってか、海の向こうから見ていても国民の間の選挙への関心が相当高い様子が伺える。とても良いことだと思う。
今回の選挙は、私も日本にいれば当日であろうと期日前投票であろうと投票する選挙だっただろう。でも、1ヶ月余の間で米国→日本→ドイツと移り住んだ私は、仮に到着直後(7月中旬)に在留届を出すと同時に在外投票権を申請したとしても、今回の選挙で投票権を行使することはできない。日本政府は、在外投票権を申請してから選挙人名簿に登録される(つまり在外選挙権を行使できる)までに2、3ヶ月かかるとしているからだ。 という訳で、今回の選挙は指をくわえて見ているしかない私。とはいえ、仕事柄選挙関連のニュースやサイトはまめにチェックしている。今回の選挙では、投票を呼びかけるインターネット上の企画が過去に例がないほど増えているような気がする。例えば、 Yes! Project http://www.yesproject.com/ 無関心党 http://www.hirake.org/mukan/ 選挙へGO http://www.ab.cyberhome.ne.jp/~bmasa/index.html などなど 政策提言NPO構想日本の各党公約進捗度の客観的検証や政治家データベースなども使いながら、候補者の公約や過去の実績、政治スタンスを総合的に判断して、皆さんぜひ文字通り清き一票を投じて欲しい。 最後に。投票出来ないけれども予想ぐらいはさせて!という訳で、この結果を望むかどうかは別として私の予想は…。 自民党・公明党で単独過半数 民主党は150〜160に議席減 2つの新党は議席を得られるかどうかぐらいのレベル 共産党、社民党も議席減、社民党は存亡の危機? という感じだ。9月11日、さてどう出ることか…。 |
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2005-07-26 Tue 00:00
約2年ぶりの一時帰国を終えて、先日ミュンヘンに戻った(期間中に会っていただいた方々、どうもありがとうございました。会えなかった皆さん、次回はぜひ!)。2年ぶりともなると、世の中色々と変わっているもの。驚いたこと、感激したこと、やっぱりダメだなと思ったこと。いわゆる“逆カルチャーショック”を少し書いておこうかと思う。
テクノロジー花盛り これには帰国後早々驚いた。高額紙幣も受け付けて、しっかりおつりを出してくれる自動券売機。JR東日本の便利なIC乗車券「Suica」には、専用の改札機まで登場していた(お陰で、もっぱら切符乗車だった私は時々困ったが…)。圧巻だったのは「自動開閉便座」。自動的に水が流れるのもスゴいが、今やもうそれだけではない!トイレに入ると自動的に便座が開き、出ようとすると背後で便座が閉まる-。うれしいかどうかは別にして、介護ロボット全盛も時間の問題かもしれないと強く感じた。 クールビズ効果 老いも若きもとまではいかないまでも、随分浸透していた感のあった夏の軽装、通称クールビズ。クールビズの模範と紹介された沖縄のかりゆしウエアは、すっかり国際通りに軒を連ねる土産屋の顔でした。国を挙げての二酸化炭素の排出量削減キャンペーンとも相まって、電車やデパート、大型オフィスビルの冷房設定温度が以前に比べると明らかに高めになっていたのは、良い傾向だろう。これでどの程度排出量が減るのか、大いに楽しみなところ。しかし、上で書いたような新登場のテクノロジーは、実はいずれも電気を食うものばかり。 汗をかきかき我慢しても結局CO2排出量は増えた、なんてことにならないとも限らない。 当然?過剰? 接客サービス一考 東京駅までの成田エキスプレスの車内で、突然電気が消えてしまった。でも、約5秒後には元通りに。ほんの一瞬の出来事は、ニューヨークの地下鉄ではしょっちゅうだった。乗客たちも全く気にしない。私も気にならなかったが、ここは日本なので、もしやアナウンスの1つもあるかと思ったらやはりあった!いわく「先ほど瞬間的な停電がございましたが、この列車はダイヤ通り運行しておりますのでご安心下さい」。当然のサービスか、過剰なサービスかは悩ましいところだが、私はやはりあえて過剰だと言っておきたい。安全運行しているのであれば、それ以上望むものは何もない。それぞれの分野での仕事の目的、旅客輸送であれば安全運行のために必要な接客サービスに徹すれば良い。そうやって過剰なサービスを減らせば、労働時間もワークストレスも少しは減らせるのではないだろうか。 これは過剰! 紙袋にレジ袋 予想はしていたけれども、買い物をしながら黙っているとホントに増えるのが紙袋やレジ袋。レジ袋有料化についてさかんに報道され始めていたにもかかわらず、売る側からも買う側からも「袋は必要ですか」「袋はいりません」の一言がなかなか出て来ないように見受けられた。レジ袋有料化をめぐっては、「ゴミ出しに必要だから有料にされると困る」という声をよく聞いたが、ならばゴミ袋は買えば良いだろう。私もドイツではそうしているが、ごみの量をなるべく減らそうという意欲にもつながるので、かえって良いことだと思っている。 食は日本にあり 帰国中にお会いいただいた方々と食した料理、まばゆいばかりにバラエティに富んだデパ地下の食材売り場−。ああ、やっぱり日本はすばらしい!和食はもちろんだが、他国の料理も本当になかなかのもの。ウオール街の金融マンたちの間では「美味いイタリアンを食べたければ、東京に行け」と言われていると聞いたことがあったが、その通りだった。世界各地に赴いて、器用さを武器に技術を身につける料理人たちは、私たちがもはや過去に置いて来てしまった「勤勉な日本人」を現代に体現しているのかもしれない。 さて、ここドイツは9月には1年前倒しで行われる総選挙、そして来年6月には世紀のスポーツイベント、サッカーW杯を控えている。気持ちも新たに、再開版ブログ「ミュンヘン生活をあれこれ」で日々の雑感をお伝えします! |
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2003-05-16 Fri 00:00
4月末に複数の週刊誌が同時に同じようなテーマをメインに掲げていて、ちょっと驚いた。
「年収300万円 いい感じ」(AERA) 「一億総貧乏時代を生き抜くマネー大防衛」(サンデー毎日) 「戦慄のシュミレーション 一生給料が上がらなかったら?」(SPA!) AERAは、フリーマーケットで洋服を買うのを楽しんでいる女子大生をはじめ、20代では節約してもみじめに思っていない人が増えていると紹介。サンデー毎日は、生命保険を見直し、子供にカネをかけすぎず、現金でしかモノを買うなと説く。SPA!は、年金支給額の世代間格差を数字で示して20代後半から30代前半の諸君の怒りを焚きつけつつ、年収300万円、400万円、500万円の男性サラリーマンの家計を拝見したフィナンシャル・プランナー(FP)さんが「マンションを買ったら子供の養育費はまかないきれない。高校卒業まで奥さんが働いて捻出して、大学には子供に自力で行ってもらうしかない」など身もふたもなくコメントしていた。 いずれの記事も、現在の方向性で改革が進めば収入が右肩上がりで上昇するのはもはや一握りの人だけというアメリカ的状況となり、だからこそ余分な支出を減らしてつつましく暮らそうというメッセージを送っているように見える。週刊誌で同時期に同じテーマが出るのも、こうしたメッセージを受け止めやすい時代の土壌が確実に広がっていることの証しなのだろう。 必要ないものを削ぎ落とす方向で行動すれば、ある程度の需要縮小を招くのは避けられない。内需拡大を叫ぶ政治家やエコノミストたちにとっては、もってのほかだろうけれども。でも、こうした行動にある種の清々しさを感じる人々が徐々に増えているようであれば(現に周囲ではそうなってきた)大半の政治家や官僚、経済人が考えがちな「需要喚起で景気回復実現!」というスローガンは相当ノ〜テンキかつ無責任と言わざるを得ない。 今、関心が高まり現実に起きようとしているのは、自分の人生にとって本当にホント〜に必要なものとは何だろうかということをトコトン見極めてながら行動するという、これまでにない現象なのではないでしょうか。これは、単にブランド品を買ったから今日の夕食はコンビニで…といった類の節約行為とは全く違う。だが、景気回復策と称して数々と打たれるいわゆる対策は、何とかして需要を喚起しようという意図が通低音のように流れていて、どう見ても庶民が現実に考え行動に移そうとしていることの逆を行っているとしか思えない。 ちなみにサンデー毎日の特集では、FPに聞く「私なら100万円をこう殖やす!」と並んで、脱サラして田舎で「月8万円での暮らし」を実践しているという貧乏神髄 (WAVE出版)の著者、川上卓也さんの記事が出ていた。でも…。 文字通り消えてなくなる消費のために使う数千円、数万円を稼ぐためだけに一日中株価ボードを気にしたり、ネット取引サイトに首ったけになって時間を費やす生き方と、使わなくてもいいところにお金を掛けない考え方を身につけ、自分自身でいかようにもできる自由な時間を持つ生き方とは、本来正反対の価値観であるはず。世の中の最先端と見なされがちなメディアの側にも、これからの時代にどのような価値観が主流になるのかまだ見分けがついていない様子が垣間見える。 |


