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リストのチカラ
2008-04-14 Mon 11:26
今日は私の×回目の誕生日。実は5年前の今日、ブログたるものを始めました。まだ世の中にあまり知られていない頃に私にブログの受け皿を与えてくれたのは、個人の意思決定をサポートする会員制サイト「起?動線」世話人の堀内浩二さん。その堀内さんが、このたびめでたく著書を出されました。

 タイトルは「リストのチカラ」。皆さんも、「お買い物メモ」から「今日やることリスト」まで、実は日ごろからリストに慣れ親しんでいらっしゃるはずです。でも、こうしたリストはどちらかと言うと、「忘れないように」とか「能率的に物事を片付けるため」というように、受け身で作ることのほうが多いかもしれません。しかしこの本では、日々気持ちよく仕事や生活をするために、さらには自分の夢の実現に向けた道筋を立てるために、リストを積極的に作ってみようと呼びかけます。

 第一部「珠玉のリスト集」は、すべてうなってしまうものばかり。これからの社会人が大切にすべきことを堀内さん自身がまとめた「『マインドの時代』に生きる社会人の心得」は、私の今の座標軸になっています。第一部を読んだら「よし、リストを作ってみよう!」という気になること請け合いです。

 この本は、堀内さんが起-動線とは別に開設したリスト収集・共有サイトListFreak(リストフリーク)が下地となってできた本だそうです。こちらも、本書を合わせてリストづくりのお伴にどうぞ。
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フェアトレードの勘違い
2008-03-12 Wed 13:43
 今月発売のPHP研究所発行の論説誌「voice」の巻頭インタビューで、バングラデシュのジュートバックを販売するマザーハウスの山口絵理子社長とお話させていただきました。

ボイス


 昨年オルタナでもインタビューさせていただきましたが、今回最も印象に残ったのは「顧客満足こそが支援につながる」という言葉でした。その真意が、インタビューの見出しにも込められています。ぜひご一読下さい。

 バングラデシュとの行き来で大変なはずなのにいつも疲れた顔一つ見せずにお話ししてくれる絵理子さん、いつもお世話になっている編集者の藤岡さんという20代コンビとのお仕事でした。どうもありがとう。彼らのように、これからを担う意欲あふれる新しい世代とご一緒にこれからはお仕事をしていけたらと思っています。




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「内なる声」を聞いて行動する
2008-02-18 Mon 15:43
 もう2カ月以上前になってしまいましたが、企業や非営利組織の中堅幹部へのリーダーシップ教育を手掛けるNPO法人アイ・エス・エル を設立、理事長を務める野田智義さんの講演を伺う機会がありました。

 世の中が停滞したり過渡期を迎えたりすると、いつもリーダーシップの重要性が叫ばれます。今もまさに、そういう時期でしょう。過去や常識にとらわれずに、白いキャンパスに明日を描き、その実現に向けて周囲に働きかけ、巻き込み、成し遂げる。国家や組織がその存在意義を世の中に問い、持続的に成長を続けていく上で、リーダーシップは不可欠です。

 とはいえ、私たち日本人の多くにとって、リーダーシップはあまり身近なものではないのではないでしょうか。むしろ、個性の強いカリスマ的なリーダーと言われる人たちに対して嫌悪感を抱いたり、リーダーシップなんて自分には縁がないと思っている人が多いように見受けられます。私もこれまでは、似たような感覚を持っていました。俗にリーダーと見なされている人たちって、おおにして人間的な資質に問題があったりしますし(笑)。しかし、野田さんのお話を聞いて、考えを改めました。

 野田さんは、リーダーシップとは一部の人たちに限られたテーマでは決してなく、「すべての人に与えられたもの」であると説きます。米公民権運動の指導者であるキング牧師や、インドで貧者の救済に生涯を捧げたマザー・テレサの映像を交えながら、リーダーシップの本質を分かりやすく伝えてくれます。2人に共通するのは、最初から凄いリーダーではなかったということ。 2人は、黒人差別や貧困が放置される社会に対して、それぞれ「何かおかしい」と感じて行動したというのです。

 「何かおかしい」というのは、その人にしか感じられないものです。皆さんだってきっと、今までに一度は感じたことがあるはずです。野田さんはこれを「内なる声」と表現し、 リーダーシップとは「『内なる声』を聴きながら、自分として生きようと決めることから始まる」と主張します。

 野田さんのリーダーシップの考え方でユニークなのは、リーダーシップを「旅」になぞらえている点です。

 リーダーシップと言うと、私たちはとかく「他人をぐいぐい引っ張る(リードする)こと」と捉えがちです。しかし、野田さんは「リーダーシップとは、自分をリードする(lead the self)旅」だと定義づけます。さらに「自分の夢をより大きな文脈で実現させるには、リーダーはある時点で『利己』から『利他』に変わらなければならない」と言います。リーダーは、自分の夢を「みんなの夢」に昇華させる能力を問われるということでしょう。

  山積する社会問題を前に、私たちの多くが何となくながらも「何かおかしい」と感じているのではないでしょうか。だとすれば、あとは行動あるのみ。野田さんのお話を伺いながら、それぞれの立場でリーダーシップの旅を始める人を増やすことが、日本を変える唯一の方策ではないかという思いを新たにした次第でした。

 野田さんのご著書「リーダーシップの旅 見えないものを見る」(光文社新書)。社会起業家を目指す皆さんはもちろんですが、所属する組織で何か変革を起こしたいと考えている全てのビジネスパーソンにおすすめできます!



 
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脱・石油ビジネス最前線
2008-02-09 Sat 21:02
今月発売のPHP研究所発行の論説誌「voice」で、脱・石油ビジネス最前線と題した記事を12ページにわたって寄稿しました。

ヴォイス


世界一の太陽電池メーカーであるシャープや、太陽電池マーケットに参入したホンダ、さらには地中熱を利用して発電・給湯するエコロジカルな建物を手掛ける岩手県のアトム建築環境工学研究所などを取材しました。

同じ特集には、次号からオルタナで連載していただくことが決まった、シリコンバレーのベンチャーキャピタリストの原丈人さんの「1バレル100ドルに克つ技術革命」を寄稿されています。こちらも面白いですよ。

昨年の川嶋朗・東京女子医大教授のインタビューに引き続きご担当いただいた、編集部の藤岡岳哉さんに御礼申し上げます。

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オルタナ完全有料化で思うこと
2008-02-09 Sat 20:48
もう2月になってしまったのね…。という訳で、ご無沙汰しておりました。オルタナの仕事に加えて、他の媒体への寄稿などもあって、今年最初の1カ月は矢のように過ぎ去ってしまいました。

さて、

オルタナは先日、創刊1周年記念号に当たる次号第7号から完全に有料化するとのお知らせをしました。メールアドレスをご登録いただいている読者の皆さんには先週、メールでご案内させていただきました。そのほかの皆様には、来週始めにもハガキでお知らせ申し上げる予定です。

メールをお送りして以来、多くの読者の皆さんから、激励とともに購読継続のお申し出をいただいています。本当にありがとうございます!

一方で、厳しいお叱りの声も届きました。その中には、「アンバサダー募集など、これまでになかったやり方を模索し、実現しようとしている姿勢そのものに、私は自分の夢を重ねていたと思う。残念で仕方ない」という旨のお声もありました。これを読んだときは、さすがの私も「ここまで思ってくれていたのか」と申し訳ない気持ちで目が潤みました。

内部の人間でありながら、経営に直接タッチする立場になかった私だから言えることかもしれませんので、あえて申し上げますと…。

完全有料化に踏み切ることになったのは、「環境や社会貢献に関心のある2万人の特定多数読者」という、他にはありえないオルタナの最大最強の武器を生かせるビジネスモデルを構築できなかったため、ということに尽きると思っています。

単に企業に誌面への協賛を求めるだけでなく、オルタナの特定多数読者を使って企業にエコ商品のテストマーケティングをしてもらう仕組みを作るとか。読者にとっても、オルタナで紹介した商品や催しの割り引きや体験を受けられる、といったメリットを持たせるとか。「社会を変える」や「意識を変える」といった漠とした目的ではなく、企業に対して、読者に対してオルタナは何をもたらせるのかということを、もう少し明確にすべきだったと反省しています。色々試みてはいるつもりですが、誌面づくりと並行しての取り組みは、正直言って手が回りませんでした。時間も足りません。

とはいえ、めげてばかりはいられませんし、そんなに悲観している訳でもありません。

何より、私たちには引き続き応援してくれる読者の皆さんがついてくれています。皆さん、総じて熱意ある方々ばかり。「有料化の経緯をうんちくしている暇があったら、自分の働いてる会社のTOPにスポンサーになってもらうよう働きかけるなどの代替案を出すべき!」といった、建設的かつ熱いメッセージを書き込んで下さった読者のお声には、私からも心よりお願い申し上げる次第です。今、私は副編集長ながら営業本部長なんだか経営企画室長なんだか分からないような状態になってますので(笑)、スポンサーお申し出のお声掛けをいただければ速攻で飛んで参ります!

このところ相次いで、誰もが知っているグローバルブランドからも誌面をご評価いただき、広告掲載をお受けいただけるようになりました。ビジネスと環境、環境とライフスタイルの関係がクローズアップされる中、オルタナには間違いなく追い風が吹いてきています。

今回の完全有料化のご案内に際し、一般読者の皆さんに先立ってお知らせ申し上げたアンバサダーの皆さんには、以前に私たちがいただいたあるメッセージを再掲したメールをお送りしました。私を環境やCSRの世界に導いて下さった「恩師」とも言える、環境コンサルタントのイースクエア会長の木内孝さん(元三菱電機アメリカ会長)からのものです。最後に、皆さんとシェアさせて下さい。

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「オルタナ」に何をやって頂きたいか。

1.内容で勝負して戴きたい。
2.無関心な我々一般国民を目覚まして戴きたい。
3.既得権益にしがみついて居る方々を目覚まして戴きたい。
4.人類の失敗の原因は私達の利己主義が原因である事を
  知らせて戴きたい。
5.愛読者にドンドン宿題を出して頂きたい。
6.購読料が必要なら取り立てて戴きたい。
7.タダだから貰っている様な人には強く当って戴きたい。
8.我々は読んだ事は忘れる、やった事しか理解しない連中だ
  と言う事を忘れないで戴きたい。
9.愛読者一人一人の行動が世の中を変える事を訴え続け、
  道を示して戴きたい。

ーーーーーー

私たちとしてできるのは、良質な誌面を作り続けていくこと、それを世の中に広く知ってもらうことです。オルタナにとっては、まさにこれからが本当の勝負。皆さんのお知恵もお借りしながら、あらゆる努力を重ねていきたいと思っています。ぜひ、これからもご声援お願いします。           

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